アメリカ・カリフォルニア州南部で広範囲に燃える火災が相次いで発生し、１１日までに２人が死亡した。

ロサンゼルスから東におよそ１１０キロの町、カリメサで起きた火災では、住宅など７６棟が焼失した。地元メディアによると、逃げ遅れたとみられる８９歳の女性が死亡し、他にも２人と連絡が取れていないという。ゴミ収集車が運搬していた火がついたゴミから周囲に燃え広がっていったとみられている。

一方、ロサンゼルスの近郊でも１０日夜に火災が発生し、１０万人以上に避難が呼びかけられた。この火災に関連し、男性１人が死亡したという。

カリフォルニア州では、例年、この時期は、乾いた強風で火災が拡大しやすく、これらの火災は、一気に燃え広がっていったという。