米バイデン大統領 ウクライナ取材記者たちを称賛し、報道の自由の重要性訴え
アメリカのバイデン大統領は先月30日、ホワイトハウスの記者協会が主催する夕食会に出席し、ロシアが侵攻するウクライナで取材を続ける記者たちを称賛し、報道の自由の重要性を訴えました。
ホワイトハウスの記者協会が主催する夕食会は、新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止されたため、今年は3年ぶりの開催となりました。
夕食会には大統領も出席し、ジョーク満載のスピーチをするのが恒例ですが、バイデン大統領は冗談もそこそこに、ロシアによるウクライナ侵攻の実情を伝える報道の重要性を訴えました。
バイデン大統領「私たちは皆、ウクライナの人々の勇気を目の当たりにしている。ここにいるアメリカ人記者や世界中の同僚たちが命をかけて現場に立っている、その勇気のおかげだ」
バイデン大統領はさらに、「多くの記者が何が起きているのかを、破壊や惨状、戦争犯罪を、ありのままに伝えている」と評価しました。
夕食会では、ウクライナで取材中に亡くなったジャーナリストを追悼する場面もありました。
トランプ前大統領は夕食会には一度も出席せず、大統領の出席は、2016年のオバマ大統領(当時)以来となりました。