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ヒジャブ着用めぐり拘束された女性死亡…国連調査団「違法でありイラン政府に責任」

2024年3月19日 11:35

国連の調査団は18日、イランで「ヒジャブ」の着用が不適切だとして警察に拘束された後に死亡したマフサ・アミニさんをめぐり、「アミニさんの死は違法であり、国に責任がある」とする調査結果を公表しました。

イランでは2022年9月、女性の髪を覆う「ヒジャブ」の着用が不適切だとして、マフサ・アミニさんが警察に拘束された後に死亡し、各地で抗議運動が起こりました。

こうした状況を受け、国連人権理事会は独立した調査団を設置し、イランの女性や子どもの人権に関する調査を進めていました。

18日、調査団は国連人権理事会で調査結果を発表し、「アミニさんの死は違法であり、国に責任がある」と結論づけました。その上で、「当局の抗議活動への対応で深刻な人権侵害があった」などと指摘しました。

一方、ロイター通信によりますと、イラン政府側は「調査団は独立性と公平性を著しく欠いている」として、調査結果について非難しています。