「キャラバン」北上をメキシコ政府が阻止
アメリカを目指す移民集団、キャラバンが12日、メキシコ南部を出発した。これに対し、メキシコ政府は、治安部隊などを派遣し、北上するのを阻止した。
中米出身者などによる移民集団、キャラバンをめぐっては、去年、トランプ大統領がアメリカへの「侵略だ」として、その後の不法移民対策の強化へとつながっていった。
地元メディアによると、12日の早朝、メキシコ南部の町では、およそ2000人が新たに集団となり、北上を開始した。
これに対し、メキシコ政府は、治安部隊などを派遣し、道路を封鎖するなどして北上を阻止。拘束するなどして集団を解散させたという。
メキシコでは、トランプ政権の要求に応じる形で、国境警備を強化していて、およそ2万7000人の軍隊が、派遣されているという。