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「ウクライナ疑惑」ボルトン前補佐官が懸念

2019年10月16日 12:54

アメリカのトランプ大統領をめぐる「ウクライナ疑惑」で、ウクライナに働きかける一連の工作について、ボルトン前補佐官が懸念を示していたことが分かった。

これは、14日、議会で行われた元政府高官の非公開の証言として、有力紙・ニューヨークタイムズが伝えたもの。それによると、来年の大統領選挙の有力候補・バイデン前副大統領の不利な情報を求め、ウクライナに調査を行うよう働きかける動きについて、当時、大統領補佐官だったボルトン氏は懸念を表明。「危険な麻薬取引」と呼び、反対していたという。

一方、ウクライナの企業から巨額の役員報酬を得ていたとして、トランプ大統領から批判されているバイデン氏の二男・ハンター氏が初めてメディアの取材に応じ、「間違ったことは何もしていない」と主張した。一方、父親に対する攻撃材料になってしまったことは「後悔している」と述べている。