韓国政府は、北朝鮮が核実験を実施してない理由について、実験の効果を高めるために国内外の情勢を見ているとの分析を示しました。

尹錫悦政権で北朝鮮との関係を担当する権寧世統一相は、北朝鮮による核実験について「いつ行っても驚かない状況」との認識を示しました。

現時点で核実験を実施していない理由については、「実験の効果を最大化するため国内外の情勢を見ている」と分析、その上で影響力を持つ中国を含めて国際社会が北朝鮮に対し自制するよう忠告を続ける必要があると指摘しました。

29日には、NATO（＝北大西洋条約機構）の首脳会議にあわせ日米韓3か国の首脳会談も予定されていて北朝鮮の核・ミサイル問題も議論される見通しです。