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北朝鮮、会議を通じて党内部引き締め ロケット砲発射や核実験などに言及せず 関係国の警戒続く

2022年6月13日 9:15
北朝鮮、会議を通じて党内部引き締め ロケット砲発射や核実験などに言及せず 関係国の警戒続く

北朝鮮メディアは金正恩総書記が出席し12日、朝鮮労働党の会議が開かれたと伝えました。北朝鮮では同日、ロケット砲を複数発射した兆候が捉えられていますが、この発射や核実験についても言及はなく関係国の警戒が続いています。

13日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、12日、金正恩総書記の司会で党中央委員会の書記局会議が開かれたと伝えました。

会議では「官僚主義など不健全で非革命的な行為」があると指摘し、金総書記は強い規律で党の活動を徹底的に裏付けなければならないなどと述べたということです。

具体的な問題は明らかにされていませんが、会議を通じて党内部の引き締めを強める狙いがあるものとみられます。

一方、韓国軍によりますと12日午前8時から11時ごろにかけて北朝鮮がロケット砲と推定されるものを複数発射した航跡が捉えられました。

詳細は発表されていませんが、韓国メディアは北朝鮮の西の海岸近くから西側の海に向けて5発のロケット砲が発射されたということです。

北朝鮮は現在のところこのロケット砲の発射をはじめ、準備の兆候が確認されている7回目の核実験についても言及しておらず、アメリカや日本、韓国など関係国の警戒が続いています。

■写真:13日付「労働新聞」より