北朝鮮 コロナ感染状況「改善している」 対策緩和を示唆
北朝鮮は、朝鮮労働党の会議を開き、新型コロナウイルスの感染状況が改善しているとして対策の緩和を示唆しました。
北朝鮮メディアは、金正恩総書記出席のもと党の会議が29日に開かれ、感染状況などが報告されたと伝えました。28日午後6時までの一日で新たに確認された発熱者は前日とほぼ横ばいのおよそ8万9500人で、死者については触れていません。
会議では感染状況について、全国的に「統制、改善されている」と肯定的に評価されたということです。
その上で、「伝染病の拡散状況が安定する状況に即して、防疫の規定と指針を効率的に調整するための問題を審議した」と伝えていて、都市封鎖などの対策の緩和を示唆したものとみられます。
また、来月上旬の開催を予告している党の中央委員会総会に向け「重要問題」が討議されたとしていますが、具体的な内容は明らかにしていません。