「愛の薬で助かりました」金総書記の“愛の不死薬”で… 北朝鮮
新型コロナウイルスの感染が拡大している北朝鮮。国営テレビは27日、国民に配られた“金正恩総書記の自宅の常備薬”で、人々が回復したと報じました。
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北朝鮮では、新たに、およそ10万460人の発熱者が確認されました。(北朝鮮メディア 新規発熱者 約10万460人 新規死者 1人 25日午後6時~26日午後6時)
27日に放送された国営テレビが取り上げたのは“愛の不死薬”です。
朝鮮中央テレビ(27日)
「担当医が各家庭を訪れて温情を分かち合ってくださいました。『これは元帥様が送ってくださった“愛の不死薬”である』と」
“愛の不死薬”とは、国民に配られた薬で、元々は“金正恩総書記の自宅の常備薬”だったということです。
薬を受け取ったとされる人々が、涙ながらに金総書記への感謝の言葉を述べる様子も伝えられました。
「これは夢なのか、うつつなのか。元帥様が送ってくださった薬を実際渡されたとき、初めて夢でないとわかりました」
「愛の薬をのんで息子たちが1人2人と回復し始めました」
「敬愛する金正恩元帥様、本当に本当にありがとうございます。これで私たちは助かりました」
北朝鮮は、発熱者が7日連続で減少していて、これまで確認されたうち、93%ほどが回復したと伝えるなど、状況の改善をアピールしています。