コロナ感染状況“抑制”金総書記「党の正確な指導の成果」と強調
北朝鮮の金正恩総書記は新型コロナウイルスの感染状況について、抑制されているとの認識を示し、「党の正確な指導の成果」などと強調しました。
北朝鮮メディアによりますと、20日午後6時までの1日で新たに確認された発熱者はおよそ22万人で、前の日より4万人程度少なくなっています。
金正恩総書記出席のもと、21日に開かれた朝鮮労働党の会議では「全国的に感染状況が次第に抑制され回復した人が日ごとに増加。死者数は著しく減少するなど、全ての地域で安定を維持している」との認識が示されました。
金総書記は、国家非常防疫事業は肯定的に推移しているとして「我が党の正確な指導と組織力、団結力がもたらした成果である」と主張しました。
北朝鮮としては、党の対策の有効性とともに感染状況が管理できていると国民向けに強調する狙いがあるものとみられます。
写真:21日付「労働新聞」より