韓国政府は北朝鮮が最近、核の起爆装置の作動テストを複数回行い、核実験の「最終準備段階に差し迫っている」との評価を明らかにしました。

これは25日、韓国大統領府の幹部が明らかにしたもので、核実験場がある北東部の豊渓里とは別の場所で、過去数週間の間に、複数回核の起爆装置の作動テストを探知したということです。

一両日中の可能性は低いとしていますが、核実験が「最終準備段階に差し迫っている」と分析しています。

北朝鮮は4年前に豊渓里の核実験場を爆破しましたが、今年3月ごろからトンネルなどを復旧する動きが確認されています。

日米韓3か国は、北朝鮮が2017年9月以来、7回目の核実験に踏み切る可能性があるとみて、警戒を強めています。