米ペンス副大統領演説 香港問題で中国非難
アメリカのペンス副大統領が24日に演説し、中国が香港の「権利と自由を縮小している」と厳しく非難した。その一方で、「中国との対立は望んでいない」との考えも示している。
ペンス副大統領は1年前の演説で中国への強硬姿勢を示し、米中「新冷戦」が始まったとの見方が広がった。
24日の演説でも少数民族への弾圧などを批判。香港の問題でも中国政府の対応を厳しく非難した。
ペンス副大統領「我々は香港市民を支持する。中国は香港への介入を増やし権利と自由を縮小している」
中国側の反発が予想されるが、一方で副大統領は、中国と敵対するつもりはないとの考えを強調した。
ペンス副大統領「アメリカは中国との対立を望んでいない。中国の発展を封じこめようとしていない」
トランプ大統領が来月、習近平国家主席と会談し、貿易協議での部分合意を目指していることから、中国側に一定の配慮を見せたとみられる。