IAEA、新たな事務局長にグロッシ氏選出
「核の番人」とよばれるIAEA(=国際原子力機関)は、7月に亡くなった天野之弥前事務局長の後任に、アルゼンチンのラファエル・グロッシ氏を選出した。
グロッシ氏は58歳で、2013年からIAEA大使として核軍縮などに携わってきた。
天野氏の後任選びは、イランの核問題をめぐって立場が異なるアメリカと理事国の間で支持が割れ、難航したが、29日、4回目の選挙でグロッシ氏が3分の2以上の支持を獲得した。
グロッシ氏は、来年1月1日までに就任予定だが、イランは来月にも新たな核合意の履行を停止する方針で、就任早々、難しいかじ取りが求められる。