ボーイング社、機体システムの誤作動認める
航空機大手ボーイングのトップは29日、2度の墜落事故後、初めて議会の公聴会に臨み、「私たちは過ちを犯した」と述べ、機体に搭載されたシステムの誤作動を認めた。
ボーイングの新型旅客機「737MAX」は、インドネシアとエチオピアで墜落し、合わせて346人が死亡した。
ボーイングのマレンバーグCEOは29日、事故後初めて議会上院の公聴会で証言した。
マレンバーグCEO「私たちは複数の過ちを犯した。2度の事故はいずれも制御システムの連続作動が一因と判明した」
マレンバーグCEOは制御システムの誤作動を認め、傍聴した遺族らの前で事故について謝罪した。
「737MAX」は、事故の後、世界中で運航が停止されていて、再開のメドはたっておらず、証言では、システムの改良やテストを繰り返していることや、規制当局の審査に全面的に協力する姿勢を強調した。