ウクライナ疑惑 WH現職高官が初議会証言
トランプ大統領をめぐるウクライナ疑惑の核心部分を知るとみられるホワイトハウスの現職の高官が29日、初めて議会で証言した。
この疑惑は、トランプ大統領がウクライナに対し、軍事支援を行う見返りに来年の大統領選挙の有力候補の不利な情報を調査するよう圧力をかけたとされるもの。
野党・民主党は大統領が自らの利益のために外交政策を乱用したとみて、弾劾に向けた調査を進めている。
29日は、ホワイトハウスの高官、国家安全保障会議のビンドマン氏が初めて非公開の証言に応じた。準備書面の中でビンドマン氏は問題となっている大統領とウクライナ側との電話会談を聞いていたと明かしている。また、大統領が調査を要求したのは「適切ではなく」「ウクライナ支援への影響を懸念した」と記している。
大統領はツイッターでビンドマン氏を「反トランプ派」と決めつけた上で「魔女狩りだ!」と強く反発している。