ゼレンスキー大統領、アラブ連盟首脳会議で演説「いくつかの国はロシアの侵略に目をつぶっている」 きょう日本へ
きょう20日に来日する予定のウクライナのゼレンスキー大統領は、19日、アラブ連盟の首脳会議に出席し、支援を呼びかけました。
ゼレンスキー大統領は19日、サウジアラビア西部のジッダを訪問し、アラブ連盟首脳会議で演説しました。その中で、ゼレンスキー大統領は「(アラブの)いくつかの国はロシアの侵略に目をつぶっている」として、自身が提案した和平案などへの賛同を呼びかけました。
アラブ諸国の中には「中立」の立場をとっているところも多く、今回、13年ぶりに会議に参加したシリアはロシアを支持する立場を鮮明にしています。ゼレンスキー大統領の今回の訪問は、こうしたロシア寄りの立場をとるアラブ諸国を牽制する狙いもあるものとみられます。
ゼレンスキー大統領は20日、G7広島サミット出席のため、日本に到着する見込みです。