米景気への期待感…ダウ過去最高値を更新
27日のニューヨーク株式市場は連日最高値を更新していることで利益確定の売りも出る中でアメリカ景気への期待感などから買いが優勢となり、ダウ平均株価は3日連続で過去最高値を更新して取引を終えている。
27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から42ドル32セント値を上げ、2万8164ドルちょうどで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も57.24ポイント上げて、8705.18で取引を終えている。
ダウ平均は前の日まで2日続けて最高値を更新したことでこの日は当面の利益を確定する売りに加え、個別に悪い材料が出た「ボーイング」が売られ、朝方は売りが先行した。
ただ、相次いで発表された経済指標がいずれも好調だったことや、アメリカと中国の貿易協議の進展への期待が根強いことで、買い戻しが入り、ダウ平均は最終的には3日連続で過去最高値を更新して取引を終えている。
市場関係者は「この日は連休前で全体の取引量が少なかった。連休明けとなる来週、米中協議に具体的な進展があるかどうか市場は注目している」と話している。