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「ディズニー」けん引 ダウ過去最高値更新

2019年11月14日 8:07

13日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、動画配信サービスが好調な滑り出しとなった「ウォルト・ディズニー」が相場をけん引し、ダウ平均株価は過去最高値を更新して取引を終えている。

13日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から92ドル10セント値を上げ、2万7783ドル59セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は3.99ポイント下げて、8482.10で取引を終えている。

この日は、アメリカと中国の貿易協議について、進展への期待が後退し、取引開始直後に100ドル以上値を下げた。その後、映画・娯楽大手の「ウォルト・ディズニー」が、前の日に開始した動画配信サービスについて、契約者数が1000万人を超えたと発表した。ウォルト・ディズニーは大きく買われ、1銘柄でダウ平均を68ドル押し上げ、相場をけん引した。

また、FRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長が議会上院での証言に臨み、「金融政策は現状が適切だ」などと述べた。これを受け、しばらくは低金利の状況が続くとの安心感が広がったことも相場を下支えし、ダウ平均は最終的には92ドル高となり、過去最高値を更新して取引を終えた。

市場関係者は「明日はウォルマート・ストアーズの決算内容に注目している。好決算ならダウ平均はさらに最高値を更新する可能性がある」と話している。