ダウ平均株価反発 FRBが利下げ発表で
30日のニューヨーク株式市場は、FRB(=連邦準備制度理事会)が3会合連続で利下げを発表し、市場に安心感が広がったことで、ダウ平均株価は反発して取引を終えている。
30日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日の終値から115ドル27セント値を上げ、2万7186ドル69セントで取引を終えた。
また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も27ポイントあまり上げて、8303.98で取引を終えている。
この日は、FRBが今後の金融政策について発表するのを前に、朝方はもみ合いの展開となった。午後に、FRBが、アメリカの政策金利を3会合連続で0.25引き下げて、1.5%から1.75%にすると発表すると、買いが優勢となった。
パウエル議長が、アメリカの景気は基本的には堅調だとして、利下げをいったん停止する可能性を示唆したことで、売られる場面もあったが、状況によっては利下げに踏み切る可能性も含ませたことで、市場には安心感が広がり、ダウ平均は115ドルあまり上げて取引を終えている。
市場関係者は、「パウエル議長は懸念していたほどタカ派ではなかったと市場は受け止めている。今後も引き続き、好決算を発表した銘柄を中心に買われる展開となるだろう」と話している。