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NYダウ 3か月半ぶり過去最高値更新

2019年11月5日 8:13

4日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカ景気の先行きへの懸念が後退したことから、買いが先行し、ダウ平均株価はおよそ3か月半ぶりに過去最高値を更新して取引を終えている。

4日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から114ドル75セント値を上げ、2万7462ドル11セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も46.80ポイント上げて8433.20で取引を終えている。

先週1日に発表された10月の雇用統計の内容が好調だったことでアメリカ景気の先行きへの懸念が後退し、300ドル以上値を上げたが週明けのこの日もその流れを引き継いだ。

また、アメリカと中国の貿易協議についても進展への期待が高まっており、「ボーイング」や「スリーエム」など中国との関係が深い銘柄を中心に買われた。

ダウ平均は170ドル以上値を上げた後、上げ渋る場面もあったが、終値でも114ドル高となり、7月中旬以来、およそ3か月半ぶりに過去最高値を更新して取引を終えている。

また、ナスダック総合指数も最高値となった。市場関係者は、「今後、米中貿易協議に具体的な進展があったりダウ構成銘柄の決算が市場予想を大きく上回れば2万8000ドルをうかがう展開になるだろう」と話している。