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ダウ平均株価、小幅反発 業績改善に期待で

2019年10月18日 7:17

17日のニューヨーク株式市場は、本格化している主要企業の決算発表を受け、業績改善への期待が高まったことなどからダウ平均株価は小幅に反発して取引を終えている。

17日のニューヨーク株式市場・ダウ平均株価は、前の日の終値から23ドル90セント値を上げ、2万7025ドル88セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も33ポイント近く上げて、8156.85で取引を終えている。

この日も発表した決算が好調だった銘柄の買いが、ダウ平均の構成銘柄に波及した。資本財や金融関連銘柄が好調だったほか、すでに好決算を発表していた「ユナイテッドヘルス・グループ」が大きく買われた。

イギリスとEU(=ヨーロッパ連合)がイギリスのEU離脱の条件で合意したこともあり、午前中には110ドル高まで上昇する場面もあったが、イギリス議会で承認を得られるか不透明なことが次第に意識され、最終的には上げ幅を縮小して取引を終えている。

市場関係者は、「引き続き主要企業の決算内容に注目している。好調な業績が確認されればダウ平均の過去最高値更新も視野に入ってくる」と話している。