水原一平被告への量刑の言い渡し再延期 大谷選手、野球カードの返還求める
ドジャース・大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告について、アメリカの裁判所が量刑の言い渡しを再び延期することを決めました。
水原被告は大谷選手の口座から、およそ1700万ドルを不正に送金した罪などで起訴されています。
カリフォルニア州の連邦地裁は27日、水原被告側の要請に基づき、来月20日に予定されていた量刑の言い渡しを来年1月24日に延期することを決めました。
延期の理由について弁護側は、水原被告が体調を崩し、ギャンブル依存症の鑑定のための精神科医による面談が受けられず、裁判所に提出する報告書の作成が間に合わないためだとしています。
量刑の言い渡しは当初10月に予定されていましたが、被告側の都合で2度にわたり延期されることになりました。
一方、捜査当局が押収した水原被告が大谷選手に無断で購入した野球カードについて、大谷選手が所有権の返還を求め、裁判所に申し立てたことが分かりました。
野球カードはインターネット通販を通し購入されたもので、32万5000ドル、日本円で4900万円相当に上るということです。