“最悪”日韓関係 米国の元政府高官に聞く
アメリカの元政府高官が、3日夜の深層NEWSに生出演。最悪の日韓関係をアメリカはどう見ているのか、そして打開の糸口はなんなのか、話を聞いた。
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アメリカのブッシュ政権で国家安全保障会議のアジア上級部長を務めたマイケル・グリーン氏は、日韓のGSOMIAの失効回避にアメリカが強く影響を与えたと指摘した。
マイケル・グリーン氏「GSOMIAがなければ、アメリカの安全保障のダメージにもなるし、直接アメリカの国益に韓国がダメージを与えたと言うことに、米側が水面下ではかなり反発したと思います」
その上で、悪化した日韓関係に対し、こう提言する。
マイケル・グリーン氏「韓国側、日本側、同じ民主主義国家としての価値観を持っている米国の同盟国として、アメリカの前方展開を応援する、中国の軍事拡大は反対するとか、同じ国益、同じ価値観で、これからどういうような北東アジアをこれからつくりたいという話にシフトすれば、中国は逆に、それに対して対応せざるを得なくなる。しかし歴史問題だと、韓国も中国も被害者ですから、一緒に日本を封じ込めましょうという話にすぐなってしまいますから。(日本は)冷静に国益を考えた上で、我慢して、少しずつ、韓国との将来を考えて外交をやれば一番。アメリカの国益にもなりますけど」