中国外交トップが米政府に抗議
アメリカの香港人権民主主義法などをめぐり、中国の外交トップがアメリカ政府に直接抗議した。
中国国営メディアによると、中国共産党の楊潔チ政治局員は7日、アメリカのポンペオ国務長官と電話会談し、アメリカの香港人権法やウイグル人権法案について中国への内政干渉だとして直ちに撤回するよう求めた。
楊氏はこの中で「中国の政治制度などを歪曲(わいきょく)し攻撃する発言を繰り返している」として激しく非難している。
米中貿易協議をめぐる駆け引きが続く中、アメリカは人権問題で圧力を強めているが、中国政府としては政治体制に関わる問題では一歩も引かない姿勢を示す狙いがあるとみられる。