イラン革命防衛隊司令官、米軍の空爆で死亡
アメリカ軍は3日、イランの革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」の司令官らが乗った車列を空爆し、司令官は死亡した。イラン側の報復も含めた強い反発が予想される。
空爆が行われたのはイラクの首都・バグダッドの空港で、イラン「コッズ部隊」のソレイマニ司令官のほか、イラクのイスラム教シーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」の指導者らが死亡した。
アメリカ国防総省は声明で、「ソレイマニ司令官はアメリカの外交官や軍人への攻撃計画を進めていた」と指摘。先月31日に起きたイラクのアメリカ大使館襲撃にも関与していたとしている。また、空爆はトランプ大統領の指示によるものとした上で、「海外のアメリカ人を守るため」と説明している。
イランの「コッズ部隊」は対外工作を取り仕切る精鋭部隊で、イラン指導部の信頼も厚いとされる司令官の殺害によって、アメリカとイランの関係は一気に緊迫することになりそうだ。