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河野防衛相 米軍司令官に合意順守を要請

2019年11月1日 1:52

河野防衛相が、アメリカ・インド太平洋軍のデービッドソン司令官と会談した。会談で河野防衛相は、在日アメリカ軍のパラシュート降下訓練について、日米合意を順守するよう求めた。

パラシュート降下訓練をめぐっては、地元の負担軽減のため原則として沖縄の伊江島で実施することで日米が合意している。しかし、在日アメリカ軍は10月29日、日本側が事前に中止するよう求めていたにもかかわらず、沖縄の嘉手納基地でパラシュート降下訓練を行った。

10月31日の会談で、河野防衛相は「日米同盟を強化していくためには、地元の理解が必要である」と指摘し、合意を守るよう求めた。

デービッドソン司令官の発言は明らかになっていないが、アメリカは「日米合意では例外的な状況において、嘉手納基地の使用を認めている。当日は悪天候でその要件を満たしていた」との立場。