ボルトン前補佐官“弾劾証言”応じる意向も
アメリカのボルトン前大統領補佐官は6日、トランプ大統領の弾劾裁判で、証言を求められた場合、応じる意向を示した。かつての側近の証言により、新たな事実が明らかになる可能性もあるが、証言が実現するかは不透明。
ボルトン前大統領補佐官は、トランプ政権で外交・安全保障を担当し、去年9月に辞任するまで、およそ1年半にわたって、大統領の側近として仕えた。弾劾訴追の根拠となったウクライナ疑惑の詳しい経緯を知る人物とされている。
ボルトン氏は、大統領との政策をめぐる意見対立で解任され、その後、トランプ政権を批判しているだけに証言が注目される。ただ、弾劾裁判が行われる議会上院では、与党・共和党が主導権を握っているため、証言が実現するかは不透明。