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トランプ氏、弾劾訴追へ ウクライナ疑惑

2019年12月19日 6:58

トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐり、アメリカ議会下院で18日、弾劾訴追状案の採決が行われる。訴追状案は賛成多数で可決され、トランプ氏は史上3人目の弾劾訴追される大統領となる見通し。

アメリカ史上3例目という歴史的な弾劾訴追の採決は、日本時間19日午前にも行われる見通し。採決は、トランプ大統領が自らの再選に有利になるようウクライナに圧力をかけた「権力乱用」と「議会妨害」の2つの条項について行われる。

民主党・ペロシ下院議長「トランプ大統領が憲法に違反していることは明らかだ。大統領は国家安全保障に今も脅威を与える存在だ」

議会下院では民主党が過半数を占めていて、賛成多数で可決される見通し。ただ、年明けに議会上院で開かれる弾劾裁判では、多数を占める共和党の反対で「無罪」となり、罷免される可能性は小さいとみられている。

一方、トランプ大統領はツイッターに「過激な左翼政党のひどいウソだ。アメリカへの攻撃であり、共和党への攻撃だ」などと投稿して、強く反発している。

トランプ大統領の弾劾訴追が決まれば、現職大統領としては、ジョンソン大統領、クリントン大統領以来で、史上3人目となる。

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