“権力乱用と議会妨害”弾劾訴追状を公表
アメリカ・トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐり、野党・民主党は10日、これまでの調査結果を踏まえ、大統領による「権力乱用」と「議会妨害」の2つの条項を盛り込んだ弾劾訴追状を公表した。
ナドラー下院司法委員長「司法委員会はトランプ大統領に対する弾劾訴追の2つの条項を発表する」
民主党が公表した弾劾訴追状には、「権力乱用」と「議会妨害」の2つの条項が盛り込まれ、トランプ大統領が自らの再選に有利になるよう、大統領の権限を使ってウクライナに圧力をかけたほか、議会の調査を妨害したと指摘している。
下院で多数派を占める民主党は、来週中にも下院本会議で弾劾訴追状の採決を行い、史上3例目となる大統領の弾劾訴追を目指す方針。
一方の大統領はツイートを連発し、「ばかばかしい。魔女狩りだ」と反発を強めている。