トランプ大統領の弾劾に向け下院が調査へ
来年のアメリカ大統領選に向けトランプ大統領が野党候補の不祥事探しに協力するよう、ウクライナに圧力をかけたとの疑惑をめぐり、野党・民主党の下院議長は24日、大統領の弾劾に向けた正式な調査を下院として始めると発表した。
この疑惑は、トランプ大統領がことし7月、ウクライナの大統領との電話会談で民主党のバイデン前副大統領の息子に関する調査に協力するよう、圧力をかけたとされるもの。
不正行為との批判が高まる中、民主党のペロシ下院議長は24日、下院として弾劾に向けた正式な調査を始めると発表した。
ペロシ下院議長「今日までの大統領の行いは深刻な憲法違反だ。下院が正式な弾劾調査を開始することを発表する」
これに対し大統領は、「魔女狩りだ!」などと怒りのツイートを連発。問題の会話の記録を「明日、完全な形で公開する」と潔白を主張している。
一方、民主党は、早ければ今週にも発端となった内部告発者を議会で証言させる方針で、弾劾に向けた動きを本格化させる。