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トランプ氏の弾劾訴追状案、下院委で可決

2019年12月14日 8:11

アメリカ・トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐり、議会・下院の司法委員会は13日、弾劾訴追状案を可決した。野党・民主党は、来週にも下院本会議で採決し、大統領の弾劾訴追を目指す方針。

下院の司法委員会は13日、大統領に対する弾劾訴追状案を野党・民主党の賛成多数で可決した。前の日の審議では共和党議員が激しく抵抗したため、およそ14時間かけても採決に至らず、2日目にずれこんだ。

民主党は、来週にも本会議で採決を行い、史上3例目となる大統領の弾劾訴追を目指す方針。

下院で弾劾訴追が決まれば、年明けにも上院で弾劾裁判が行われるが、上院は与党・共和党が多数を占めていて、罷免には至らない見通し。

また、一部メディアは、弾劾裁判によるイメージダウンを最小限に抑えるため、共和党は、審理を簡略化することを検討していると報じている。