北朝鮮“3段目の非常爆発システムに不具合”
北朝鮮の国営メディアは24日未明「軍事偵察衛星」を打ち上げたものの失敗したと明らかにしました。
朝鮮中央通信によりますと24日未明、西部・東倉里にある西海衛星発射場から偵察衛星を載せたロケットを打ち上げました。
ロケットの1段目と2段目は正常に飛行したものの、3段目の非常爆発システムに不具合が発生し、打ち上げは失敗したと明らかにしました。ただ、「大きな問題ではない」と主張し、10月に再び打ち上げを断行すると強調しています。
今年5月に失敗した時とは違い、再び打ち上げる時期を明示していて、速やかに解決できるトラブルだと強調する狙いがあるとみられます。
北朝鮮としては、今回の打ち上げを成功させ、来月9日の建国75年に向けて国威発揚を図る狙いがあったとみられますが、思惑が外れたかたちです。