アメリカのサリバン大統領補佐官は20日、イスラエルのガラント国防相らと会談し、パレスチナ自治区ガザ地区南部・ラファへの軍事作戦をめぐり、新たな代替案について説明を受けました。

ホワイトハウスによりますと、イスラエルを訪問中のサリバン補佐官は20日、ガラント国防相らと会談し、ガザ地区南部・ラファへの大規模な地上侵攻に反対するバイデン大統領の立場を改めて伝えました。

一方、ガラント国防相とイスラエル軍トップのハレビ参謀総長は、ラファのイスラム組織ハマスを打倒するため、アメリカ側の懸念に対処した新たな代替案について説明しました。具体的な内容については明らかにしていませんが、両者は協議を継続することで合意したということです。

ラファへの軍事作戦をめぐっては、アメリカが大規模な地上侵攻に自制を求める一方、イスラエルはラファに追加の部隊を派遣するなど、準備を進めています。