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スプリントとTモバイルUS 合併完了

2020年4月2日 11:47

アメリカで携帯電話事業を展開するソフトバンクグループ傘下のスプリントとTモバイルUSは1日、合併手続きが完了したと発表しました。

発表によりますと新会社は「Tモバイル」のブランド名で事業を行い、経営権はTモバイルUSの親会社・ドイツテレコムが握るということです。

ソフトバンクグループはスプリントを連結子会社にしていましたが、新会社への出資は24%にとどまり、グループの子会社ではなくなることから、スプリントが抱えていた巨額の負債が連結から外れ、負担が軽減されることになります。

今回の合併は2018年に発表されましたが、業界の競争を妨げるなどとして差し止めの動きも出て、今年2月に連邦地裁がようやく合併を認めていました。

新会社は「ベライゾン」、「AT&T」の上位2社に次いで全米3位の携帯電話会社となり、次世代の通信技術「5G」のサービスなどをより低価格で消費者に提供するとしています。