イギリスメディアは２３日、ジョンソン首相が中国の通信機器最大手ファーウェイに対し国内５Ｇネットワーク参入を認めるとしていた方針の撤回を検討していると報じました。

今年１月、イギリス政府は、ファーウェイの５Ｇネットワーク参入を部分的に認めると発表していました。

しかしテレグラフ紙によりますと、ジョンソン首相は「国内インフラにおける中国の関与を２０２３年までにゼロにする計画をつくる様に政府内部に指示した」ということです。

方針転換の背景については、新型コロナウイルスへの初期対応などを巡りイギリス与党内で中国への反発が高まっているなどとしています。

また、経済が深刻なダメージを受ける中、ファーウェイの導入に強く反対してきたアメリカに配慮することで、今後の自由貿易交渉を円滑に進める狙いもあるものとみられます。