トランプ氏 ワクチン開発・供給へ作戦発表
アメリカのトランプ大統領は15日、新型コロナウイルスのワクチンの開発と供給を迅速化するための計画、「ワープ・スピード作戦」を正式に発表し、年末までに供給体制の構築を目指す考えを示しました。
トランプ大統領「可能な限り早くワクチンの開発を終え、生産・供給を行うことを目指す。名付けてワープ・スピード作戦だ」
この計画では、アメリカ政府が民間企業とNIH(=国立衛生研究所)にあわせて1兆円余りを投入し、ワクチンの早期開発と生産設備の建設を後押しします。
官民が連携し、来年1月までに国内向けにワクチン数億本の供給を目指しますが、大統領は、この日の会見で、「うまくいけば年末までにできると思う」と述べ、さらに急ぐ考えを示しました。
今後、ワクチンの候補を5種類以内に絞りこみ、さらに大規模な治験で安全性と効果を検証し、どのワクチンを採用するか決めるということです。