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ワクチン開発へ期待感 ダウ911ドル高

2020年5月19日 7:25

18日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待などから大きく買われました。ダウ平均株価の上げ幅は、1000ドルを超える場面もありました。

18日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から911ドル95セント値を上げ、2万4597ドル37セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も220.27ポイント上げて9234.83で取引を終えています。

この日は取引開始前に、バイオ医薬品メーカーの「モデルナ」が開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、初期の臨床試験の結果が有望だったと発表しました。

これを受け、ワクチンが早期に開発され、経済活動の正常化の後押しにつながるとの期待感が高まり、取引開始直後から大きく買われる展開となりました。

また、原油先物価格が上昇したことも好感され、幅広い銘柄が買われたこともあり、ダウ平均の上げ幅は、ほぼ1か月半ぶりに1000ドルを超える場面もありました。

市場関係者は、「経済活動の再開が一段と進むことを期待して先行するヨーロッパの市場が大きく上げたことも、この日はプラス材料だった」と話しています。