NYダウ経済活動再開で期待感6営業日続伸
8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、経済活動の再開が一段と進み景気が回復に向かうとの期待感から、6営業日続伸しました。また、ナスダック総合指数は過去最高値を更新して取引を終えています。
8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末比461ドル46セント高の2万7572ドル44セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も110.66ポイント上げて9924.75と過去最高値を更新して取引を終えています。
5日に発表された5月のアメリカの失業率が、予想に反して、4月よりも改善したことで、この日は買われやすい状況でした。さらに、ニューヨーク市で経済活動が段階的に再開されたこともあり、経済の正常化が一段と進み景気が回復に向かうとの期待が高まったことで、幅広い銘柄が買われ、ダウ平均は6営業日続伸して取引を終えています。
また、インターネット通販大手「アマゾン・ドット・コム」が最高値をつけるなど、IT関連銘柄も買われ、ナスダックはことし2月の過去最高値を更新して取引を終えました。
市場関係者は「レジャー関連や航空機関連が買われたことも、景気が回復するとの期待の現れだ」と話しています。