NYダウ ワクチン開発への期待で小幅続伸
13日の米・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、新型コロナウイルスのワクチン開発が進むとの期待などからわずかに続伸して取引を終えています。
13日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から10ドル50セント値を上げ、2万6085ドル80セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は226.60ポイント下げて10390.84で取引を終えています。
この日は、取引開始前に新型コロナウイルスのワクチン開発について前向きな発表があったことで買いが広がり、一時563ドル高となりました。
しかし、その後は、このところ相場をけん引してきたハイテク関連株などが当面の利益を確定させるために売られると徐々に上げ幅を縮小しました。また、感染が再び拡大しているカリフォルニア州がレストランやバーの屋内営業を再び禁止すると発表したことが売りに拍車をかけ、ダウ平均は最終的に10ドル高で取引を終えています。
市場関係者は「今週から主要企業の決算発表が本格化する。新型コロナウイルスの影響を注視することになるだろう」と話しています。