米下院「ウイグル人権法案」可決
アメリカ議会下院は27日、ウイグル族への弾圧に関与した中国の当局者に制裁を科すよう政府に求める「ウイグル人権法案」を圧倒的賛成多数で可決しました。トランプ大統領が署名すれば、成立します。
「ウイグル人権法案」は、中国の新疆ウイグル自治区に暮らす少数民族・ウイグル族の弾圧に関与した中国の当局者に対し、資産の凍結やビザの取り消しなどの制裁を科すよう政府に求めるものです。
議会下院では27日、遠隔投票で採決が行われ、賛成413・反対1の圧倒的賛成多数で可決しました。今月中旬に議会上院でも可決済みで、トランプ大統領が署名すれば成立することになります。
中国側は強く反発するものとみられ、アメリカと中国の一層の関係悪化は避けられない見通しです。