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英航空大手3社、入国制限見直しを求め提訴

2020年6月13日 0:33

ブリティッシュエアウェイズなどイギリスの航空大手3社は、政府が新型コロナウイルスの感染防止対策として今月新たに導入した入国制限は科学的根拠がないなどとして見直しを求めて提訴しました。

イギリスでは今月8日からすべての入国者に対し、2週間の自己隔離をするよう義務づけています。この新たな検疫措置についてブリティッシュエアウェイズなど航空3社は12日、共同声明で「実際に感染した人に課される措置よりも隔離期間が長く、科学的根拠がない」などと批判しました。厳しい制限の対象は感染リスクの高い国からの入国者に絞るべきだとしています。

その上で、「イギリスの観光業に壊滅的な打撃を与える検疫体制に対して法的措置を取った」として、提訴したことを明らかにしました。

ヨーロッパ各国が軒並み観光業の再開に向けて動き出す中、入国制限を強めるイギリス政府の対応には、航空業界などから批判の声が高まっています。