円安止まらず…一時1ドル=149円台 約32年ぶりの円安ドル高水準を更新
円相場が一時1ドル=149円台をつけ、約32年ぶりの安値を更新しました。
外国為替市場で円相場は1ドル=149円台まで下落し、1990年8月以来約32年ぶりとなる円安ドル高水準を更新しました。
先週発表されたアメリカの9月の消費者物価指数は依然高い水準が続いていて、市場では、FRB(=連邦準備制度理事会)が大幅な利上げを続けるとの見方が根強く、日米の金利差を意識した円売り・ドル買いの動きが強まっています。
また、日銀の黒田総裁が金融緩和を続ける姿勢を繰り返し強調したことや、バイデン大統領が「ドル高」を容認する発言をしたことなども円安の要因となっています。