ロシア・シベリア地方 観測史上最高38℃
北極圏に位置するロシア・シベリア地方が熱波に見舞われています。20日には観測史上最高となる気温38℃を記録しました。
ロシア・シベリア地方の町、ベルホヤンスク。寒暖差が激しいことで知られ、冬には氷点下68℃近くまで達したこともあるこの町で20日、気温が猛暑を思わせるような38℃まで上がり、観測史上最高となりました。
気象観測所所長「ベルホヤンスクは『寒極』の町として知られていますが、6月20日に38℃を記録しました。この地域にとっては異常な気温です」
AP通信によりますとこの時期の最高気温の平均を20℃以上、上回ったことになり、地域では高温による森林火災が相次いでいます。
世界気象機関はこの異常気象について、「北極圏では世界平均の2倍の速さで温暖化が進んでいる可能性がある」と指摘しています。