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タイ 死んだゾウからプラごみ…重度炎症も

2020年7月13日 21:10

タイ東部で、死んだゾウの体内からプラスチックごみが見つかりました。死因は、このごみによる消化器官の炎症の可能性があるということです。

死んでいたのは推定年齢20歳、体重およそ4トンの「アイ」と名付けられたオスのゾウです。今月7日、タイ東部チャンタブリ県の野生動物保護区域内で倒れているのが見つかりました。

専門家が調べたところ、目立った外傷はありませんでしたが、胃から複数のビニール袋などのプラスチックごみが見つかったということです。腸には、ゴミが原因と考えられる重度の炎症があり、今後死因を詳しく調べるとしています。

タイでは去年、プラスチックごみをのみ込んだ絶滅危惧種ジュゴンの赤ちゃんが死ぬなどしていて、プラスチックごみが大きな社会問題となっています。