×

専門家 米の1日の感染者10万人の可能性

2020年7月1日 7:36

トランプ政権で新型コロナウイルス対策を担う国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は先月30日、アメリカ国内の1日の感染者数が、10万人に達する可能性があると警告しました。

ファウチ所長「1日の感染者数が10万人に達しても驚かない、私は強く懸念している」

ファウチ所長は、南部を中心に感染が急速に広がっていることに強い懸念を示し、アメリカ国内の1日の感染者数が、現在のおよそ4万人から、10万人に増える可能性に言及しました。

また、ワクチン開発については、「安全で有効なワクチンが得られる保証はない」としつつも、「少なくとも来年はじめまでには、効力が分かる」と述べました。

一方、秋の大統領選挙で、民主党候補に内定しているバイデン前副大統領は先月30日、新型ウイルスの流行が続く間は、集会を開かない意向を表明しました。

バイデン前副大統領「近代史上まれな選挙活動になる、私は集会を開かない」

バイデン前副大統領は、集会開催の判断について、「医師の指示に従う」「これは私のためではない、国のためだ」としています。

また、副大統領候補については、「黒人、ヒスパニック、アジア系もいる」として、8月上旬に決定し、公表する考えを示しました。