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留学ビザ発給制限 全米17州など政権提訴

2020年7月14日 14:34

アメリカのトランプ政権が打ち出した留学生に対するビザの発給制限措置をめぐり、17の州などがこれを停止するよう求め、政権を提訴しました。

提訴したのは17の州と首都ワシントンのあるコロンビア特別区で、すべての授業をオンラインで行う学校への留学生にはビザを発給しないとする措置を停止するよう国土安全保障省などに対し求めています。

今回の措置では現在、在籍中の留学生についても出国するか対面授業の学校への転校が求められています。提訴した17の州などの地域には去年、37万人以上の留学生が在籍したということです。

訴状では、「新型コロナウイルスの大流行の中で留学生を追放するか、さもなくば学校の安全性を低下させるよう強いるのは残酷で唐突な不法行為だ」と政権を批判しています。