国後島に救難救助センター ロシア領強調も
ロシアが実効支配する国後島で新たに救難救助センターが設置されましたが、そこには自国領と強調する石碑も設置され、領土問題で日本側に譲歩しない姿勢を示しています。
5日、国後島に、最新の気象状況の監視・予測システムなどが整備された救難救助センターがオープンしました。開所式には、プーチン政権幹部であるロシアの非常事態相も出席しました。
また、その場で石碑が公開され、19世紀の皇帝ニコライ1世が語ったとされる「ロシア国旗を一度掲げた場所ではそれを降ろしてはならない」とのロシア領であることを強調する言葉を刻んだプレートが取り付けられ、領土問題で日本側に譲歩しない姿勢を示しています。