米7月失業率 3か月連続の改善も“小幅”
アメリカの7月の失業率は10.2%と、前の月から小幅に改善しました。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、雇用状況の回復ペースは鈍くなっています。
アメリカ労働省が7日に発表した雇用統計で、7月の失業率は10.2%と、前の月から0.9ポイント改善しました。第二次世界大戦後、最悪の水準となった4月から3か月連続の改善となりました。
また、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は前の月から176万人増加しています。ただ、失業率・就業者数ともに前の月に比べると改善の幅は小さくなっています。
これは、南部や西部の州で感染が拡大したことで、再び経済活動の制限が行われていることなどが原因で、失業率の高止まりが懸念されています。