EUがウクライナを「加盟候補国」に承認
EU(=ヨーロッパ連合)は、23日、首脳会議を開き、ウクライナの加盟候補国としての立場を全会一致で承認しました。
首脳会議はベルギーのブリュッセルで開かれ、27の加盟国全てがウクライナを「加盟候補国」とすることを承認しました。
ウクライナはロシアの侵攻が始まった後の今年2月末に加盟を申請していました。
「候補国」の認定までには通常数年かかるとされていて、EUとしては異例のスピードで手続きを進めることでウクライナとの連帯を改めて示した形です。
EU・フォンデアライエン委員長「素晴らしい達成感を抱く瞬間だ。我々の意見を承認してくれた首脳たちに非常に満足している」
正式加盟に向けて一歩前進した形ですが、加盟にはEU法や規制に適合するよう国内法を整備することなどが求められるため数年単位の時間が必要となります。