北朝鮮・金正恩総書記「最も強硬な対米戦略」示す 朝鮮労働党「中央委員会総会」
北朝鮮の金正恩総書記は朝鮮労働党の重要政策を決める会議で、「北朝鮮の国益と安全保障のため、取るべき最も強硬な対米戦略」を示しました。
北朝鮮メディアによりますと、軍事や内政、外交などの重要政策を決める「中央委員会総会」が今月23日から27日にかけて、開かれたと伝えました。
金総書記も出席し、アメリカについて、「最も反動的な国家の実体である」と強調しました。
その上で、「アメリカや日本、韓国が侵略的な核軍事ブロックに膨張している」と指摘し、「北朝鮮の国益と安全保障のために、強力に実施するべき、最も強硬な対米戦略」を示したということです。
来月、トランプ次期大統領が就任するのを前に、アメリカをけん制した形です。
一方、核ミサイル開発や、年内に追加打ち上げを行う方針を示していた軍事偵察衛星に関する言及は、ありませんでした。
最終更新日:2024年12月29日 15:48